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国産アンティーク修理の裏側〜セイコー、シチズンなど


 国産のアンティーク・ウオッチを修理する際に非常に役に立つ資料 をご紹介します。それはセイコーやシチズンなどのメーカーから発行されていました 「部品カタログ」と「技術解説書」です。これらの資料は当時時計を販売していた小売店がお客様の時計を修理する際に利用していたものです。写真をクリックで拡大画像を表示します。

 

「部品カタログ」

 時計の機械は種類ごとにキャリバーナンバー(機械番号)がつけられています。たとえば右の部品カタログの写真では45グランドセイコーというモデルに使用されていたキャリバーナンバーが4522Aであったことを示しています。そしてこの4522Aというキャリバーのスペックとともに使用されている部品が掲載されています。

 時計の部品には「テンプ」だとか「ガンギ車」のようにそれぞれ名前がついていますが、それと同時に部品番号というものが存在しています。右の写真では部品名の左側の欄に部品番号が載っています。

 アンティーク時計を修理する際に部品交換が必要となったときは、部品カタログの該当するキャリバーのページを開いて必要な部品の部品番号を調べます。その理由はセイコーやシチズンなど国産時計の部品が入っている袋にはこの部品番号しか印刷されていないからです。したがってたとえキャリバーナンバーと部品名がわかっていたとしても、部品番号がわからないと必要とする部品を探し当てることはできないということです。

「技術解説書」

 技術解説書では各キャリバーのスペックに加えて、特長や取り扱い上の注意が載っているだけではなく分解・組み立ての順序や組み立てる際の注意事項が載っています。

 機械式時計の構造にはある程度共通性のある基本的な部分と、そのキャリバーにしか見られない特殊な部分が存在します。アンティーク時計であまり見かけないような時計を修理する場合は、事前に技術解説書で構造を確認することが大切です。

 機械のどの部分にどの種類の油を注すかとか特殊な構造をした部分の調整方法などの説明はオーバーホールをするときに非常に参考になります。

 
 

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